総務省が4月26日に公表した今年3月の労働力調査で、同月の完全失業率(季節調整値)は2.6%と、前月比0.1ポイント改善した。このうち男性は2.7%と、同0.3ポイント改善。女性は2.4%と、前月と変わらなかった。
2%台は昨年2月から14カ月連続。昨年7月から2.7%と2.8%を繰り返すなど小幅で推移していたが、同月は2020年4月以来の水準となった。
同月の完全失業者数は180万人で、前年同月比9万人減と、9カ月連続で減少した。このうち「勤め先や事業の都合による離職が5万人減少。「自発的な離職(自己都合)」が3万人減少。「新たに求職」が8万人減少。
同月の就業者数は6684万人で、前年同月比11万人減と、6カ月連続で減少。このうち「宿泊業、飲食サービス業」は364万人と、同1万人増加。